iPhoneのバッテリーを長持ちさせる
充電と使い方のコツ
iPhoneのバッテリーは消耗品で、いつか必ず劣化する。 でも充電の習慣と日常の使い方次第で、劣化のペースはかなり変わる。
劣化は防げないが、速さは変えられる
リチウムイオン電池の劣化はゼロにはできません。 ただし使い方次第で、1〜2年後のバッテリーの持ちはかなり変わります。
iPhoneは毎日持ち歩き、毎晩充電するデバイスだ。他のApple製品と比べて充電回数が多い分、バッテリーの劣化が早く出やすい。
新品から1年が経ったころ、「なんか最近バッテリーの減りが早い気がする」と感じ始める人は多い。
特別な管理をしなくても、毎日の小さな習慣を変えるだけで、劣化のペースはかなり変わってくる。
まず「充電の最適化」をオンにする
iOS 13以降のiPhoneには「充電の最適化」機能が搭載されている。使用パターンを学習して充電完了のタイミングをコントロールし、満充電状態で長時間放置することを自動で避けてくれる。就寝中の充電に特に効果的だ。
設定の場所
設定 → バッテリー → バッテリーの状態と充電 → 充電の最適化
まだオフになっている場合は、オンにしておくことをおすすめする。 バッテリーの劣化を遅らせるうえで、最も手軽で効果的な設定のひとつだ。
iOS 17以降:上限を80%にする設定もある
iOS 17以降では「上限を80%にする」という選択肢も追加された。バッテリーを80%以上に充電しないよう制限することで、長期的な劣化を抑えやすくなる。 1回の充電で使える時間は短くなるが、バッテリーの持ちをとにかく長く維持したい人には選択肢になる。
充電の習慣——意外と知られていないこと
完全放電を繰り返さない
リチウムイオン電池は0%まで使い切ることを繰り返すと、劣化が早まりやすい。残量が20〜30%を切る前に充電する習慣の方がバッテリーには優しい。「減ったら充電する」より「減りきる前に充電する」イメージが近い。
満充電のまま長時間放置しない
100%になったあとも充電ケーブルを挿しっぱなしにしていると、バッテリーに負担がかかり続ける。「充電の最適化」をオンにしておくと、この状態を自動で回避してくれる。特に就寝中に充電する場合はオンにしておきたい。
長期間使わないときは50%前後で保管
数週間以上iPhoneを使わない場面では、満充電でも空でもなく50%程度の充電量で保管するのがバッテリーに優しい。0%のまま長期放置すると過放電になることがあるので注意したい。
熱に気をつける——これが一番影響する
バッテリーの劣化を早める最大の要因のひとつが「熱」だ。iPhoneは常に持ち歩くデバイスだからこそ、熱にさらされる場面も多い。
ケースに入れたまま充電する
厚みのあるケースに入れたまま充電すると、熱が逃げにくくなる。充電中に本体が熱くなっていると感じたら、ケースから出して充電するのがおすすめだ。 ワイヤレス充電は有線に比べて熱が発生しやすいため、特に注意したい。
夏の車内・直射日光が当たる場所
夏場の車内は60℃を超えることがある。ダッシュボードや窓際にiPhoneを置いたまま放置するのは避けたい。 炎天下での充電中も本体が温まりやすいため、直射日光が当たる状態での充電は望ましくない。
高負荷な使い方との組み合わせ
ゲームや動画撮影など処理負荷の高い作業をしながら充電すると、発熱がさらに大きくなる。 iPhoneが熱くなっていると感じたら、一度使用を止めて熱が下がってから充電を再開するのが理想的だ。
保管場所は涼しく乾燥した場所
Appleが推奨するバッテリー保管温度の目安は0〜35℃程度。極端に暑い・寒い場所は避け、常温の場所に置いておくのが無難だ。
バッテリーの状態を確認する方法
iPhoneはバッテリーの最大容量をいつでも確認できる。
確認方法
設定 → バッテリー → バッテリーの状態と充電 → 最大容量(%)が表示される。 80%を下回ってくると交換を検討するタイミングの目安になる。
「持ちが短くなった」という感覚も重要
以前は夜まで余裕だったのに、今は夕方には充電が必要になった——そういう実感が出てきたら、劣化が進んでいるサインかもしれない。数値だけでなく、体感の変化も参考になる。
「劣化してきた」と感じたらどうするか
バッテリーの持ちが目に見えて短くなってきたとき、選択肢は2つある。
Appleのバッテリーサービスを使う
Appleはバッテリーが劣化したiPhoneの交換サービスを提供している。費用はモデルによって異なるので、最新情報はAppleサポートのサイトで確認してほしい。 まだ新しいモデルで長く使いたいなら検討する価値がある。
売って新しいモデルに切り替える
バッテリーが完全に劣化する前に売る方が、手取りは多くなりやすい。 「まだ使えるうちに売って次の世代に替える」という判断の方が、トータルで得をするケースもある。
売るときは状態を正直に書くと売れやすい
バッテリーが劣化しているiPhoneを売るとき、状態を正直に書くことが大切だ。
「最大容量○○%」「充電サイクル数○回程度」など、実際の状態を具体的に書いた出品の方が、買い手から見て信頼できる。 Qlearでは手数料5%で出品でき(メルカリの10%より安い)、Apple製品に詳しい買い手に届きやすい。
状態を隠して高く見せようとしても、到着後にクレームになることが多い。 正直に書いた方が、取引がスムーズに終わりやすい。
最後に
iPhoneのバッテリーは、丁寧に使えば少し長持ちさせることができる。
「充電の最適化」をオンにする、完全放電を避ける、熱い場所に放置しない——この3つを意識するだけで、劣化のペースは変わってくる。
そしてバッテリーが劣化してきたと感じたら、まだ価値があるうちに売って次の世代に替えることも選択肢のひとつだ。 売る際は状態を正直に開示した方が、お互いにとって気持ちよく取引が終わる。